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<Who?>

ヤマモトユウスケ。専門はマーケティング・PR。二児の父。

・大手広告代理店、国内ITベンチャーを経て、外資系IT企業で企業ブランディング・マーケティングを担当。得意な領域はブランディング、企業活動と社会課題のマッチング。

・男性目線での子育てについて積極的に発信。2016年-2017年に内閣府 男女共同参画局「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員として政府にテクノロジーを活用した男女の公平な家事育児分担などを提案

・渋谷エリアを拠点にし生活し、まちづくりの活動にも少しだけ関わる。渋谷区の企業・行政・NPO市民の30名が参加するまちづくりプロジェクト「渋谷をつなげる30人」の第三期に参加。

・2010年-2012年に渋谷の宮益坂上で「246+1食堂」という飲食店を経営。(開業時のニュース)近隣のファーマーズマーケットとのコラボレーションなども行い地元で愛されるお店になり、子どもの誕生をきっかけにいったん売却。

・両親をガンで亡くし、一人は病院で、一人は家で看取った経験をハフィントンポストに寄稿

<Why?>

自分は西日本の地方都市の生まれで、両親はともに地方公務員だったのですが、祖父は戦争で焼け野原になった後の市内の一等地でゼロから靴屋を立ち上げた、まさに起業家でした。そして、自分が生まれた時にはすでに他界していた祖父の代わりに、祖母が週末ごとに店に立って顔なじみのお客さんに挨拶するのをずっと見て育ちました。両親は共働きで祖母が同居して育ててくれていたので、自分にとっては祖母がもうひとりの親のようなものでした。

その体験が後々効いてきたのか、東京で社会人になって広告代理店でクライアントのための仕事を会社員としてやる傍らで、「自分でもなにかお客さん向けのビジネスがやってみたい」と思うようになり、飲食店経営を学ぶ社会人のための学校で出会った妻と一緒に渋谷エリアで飲食店を立ち上げました。ありがたくも地元の方々にとても愛していただき、お店で行われるやり取りは、自分が子どもの頃に見ていた祖母とお客さんのやり取りに重なるものがありました。靴屋も飲食店もお金を稼ぐためにやっているという面はもちろんありますが、明らかにそれ以上の価値がそこにはありました。

他にも、

・勤めている会社のプログラムとして、選挙の投票率の低さ、男女のジェンダーギャップやダイバーシティ、消えつつある日本各地の伝統工芸のデザイン・歴史のデジタルアーカイブ化など、日本の社会課題に取り組むようになる

・その過程で、社会課題を解決しようとされている社会起業家やNPOの方々とお会いする機会が増えるようになる

・新しい働き方、暮らし方を自分でも実践するため子どもを連れて北は知床から南は奄美大島まで全国10ヶ所以上でテレワークをし、地方⇔大都市という二項対立以外の地域との関わり方を知るようになる

・渋谷に住み、子どもたちも保育園ふくむ渋谷の公共サービスのお世話になり、さらに渋谷のまちづくりに関わる方々とお会いするようになる

などなどを経験するうちに、頭に浮かんだのが、「New Public」という言葉でした。

昔は、「公共」というと政治や行政が考えることで、とりあえず地域の役所や役人に任せておこう、という感覚があったと思います。実際自分でも、まだ若い時は「そういうのはうちの両親みたいな真面目な人が頑張って税金でやることだろう」という風に思っていました。そして、民間企業はお金を稼がないといけないのだから、そんなのに関わってられない、とも。

もう少し時代が下ると、今度は新しい課題解決の力としてNPO・NGOの力が非常に注目され、「社会課題の解決は、そういった意識の高い人達が団体をつくってやってくれる」というようなイメージが出てきました。

しかし、今この時代においては、もうみんな同じなんじゃないかなと、強く思うのです。企業であっても、行政であっても、NPO/NGOであっても、あるいは個人であっても、みんなより良い社会のために、動こうとしているし、意志を持った人は垣根を超えてすでに行動している。

自分に引きつけて考えてみれば、両親が公務員として日々頑張っていたこともパブリックなことだったし、祖父と祖母が懸命に頑張った靴屋もパブリックなことだったし、自分たちが渋谷でやった飲食店もパブリックな役目を少しだけ果たしていたし、企業での取り組みも、個人レベルやコミュニティレベルでのまちづくり活動も、全て実は「パブリックなこと」だったのではないかと、改めて思うのです。

しかも、今はインターネットで自分の思いを発信し、SNSで仲間を集めて、クラウドファンディングで既存の銀行などを頼らずとも資金調達ができる。ネット上の動きだけでなく、全国の地域やコミュニティで面白い動きやプロジェクトがたくさん生まれて、しかもそれが繋がり合っている。

そういう時代ならではの、新しい公共のあり方、つくり方があるんじゃないかなと思います。

昔のように誰かに期待したり、誰かのせいにするのではなく、「自分たちの力で」「自分たちが思い描く社会のありように向けて」「小さくても面白いこと」ができる。

そのための、自分なりに集めたアイデア、情報、体験などを発信して、みんなと共有できたらいいなと思っています。