世界遺産 知床からテレワークしてみました(前編)

■知床でテレワークすることになったきっかけ

みなさん、「知床」って聞いて、どんなイメージを持たれますか?世界遺産らしいけど、ちょっと他の世界遺産とは違って、めったなことでは行けないくらい辺境の地、クマとかが断崖絶壁の近くにいて、冬には流氷が来て閉ざされた世界になる、どこか日本離れした土地・・・。僕はそういうイメージでした。

「いつか行きたいけど、どうやって行ったら良いかもわからないし、きっとすごくアウトドア好きとか山登りとかできる人が行けば特別な景色が見られるんだろう」というような、「憧れるけど遠い」感覚。

ある日、なんとなくインターネットを眺めてると、「知床で働いてみませんか?」的な広告が目に飛び込んできました。「知床から働くってどういうこと?」と興味を持って、色々サイトを見てみると。

・どうもこれは国が進める「ふるさとテレワーク」というものの一環で、北見市と斜里町という自治体がセットで「地方からテレワークで働く」ということを推進しようとしているらしい (斜里ふるさとテレワークのサイトはこちら

・人数に限りがあるものの、規定人数以下であれば往復の移動費と、さらに宿泊費についてもサポートしてもらえるらしい

・色々な会社が申し込むので、申し込んでも選ばれるかどうかはわからないらしい

ということがわかり、とりあえず考えてる間に締切日が来てしまったので、申し込んでみたら、幸運にも選んでいただき、行くことになりました。

当初は家族と一緒に行けると最高だなと思っていたのですが、なにぶん子ども達がまだ小さく、しかも運動会シーズンで諸々行事の準備などもあったことから、同僚と行ってくることになりました。

■5日間滞在させてもらった町、斜里町

今回テレワークさせてもらった斜里町は、知床半島の北側(西側?)の付け根にあり、いわゆる知床観光の玄関口の役目を果たしているのですが、行く前のイメージは「なにもない田舎なのでは・・・」というイメージでした。

が、そんな事前のイメージは実際行くと見事に裏切られました。

一言で言うと、「ほど良いサイズ感」。駅を中心にしてコンビニやスーパーがあり、ちょっとした生活の買い物は全く困りません。飲食店もほど良い数であり、なによりエリアが広くないので、数日いれば町全体が把握できるようになり、車でどこでも行けるような感覚に陥ります。もちろん数日滞在しただけで本来はその町のことが理解できるわけがないのですが、この「錯覚」ってすごく大事だと思いました。なぜなら、「自分はこの町のことがわかってきた」という感覚が、「この町は自分にとって快適な町」という感覚につながっていったからです。

大きな都市は、どれだけ長く住んでも自分がなにかしら把握してきたという感覚を持つのは難しく、「ここで暮らしているとなんだか安心する」という感覚も持ちにくいです。短期間とはいえ、働いたり暮らしたりする場所において「ほどよいサイズ感」ということがこんなに重要だとは、ここに来て初めて気づきました。

■テレワークする環境

斜里町では、行政とボランティアの方々のチーム「知床スロウワークス」がタッグを組んで、スムーズに働けるようなサポート体制を準備されていました。

テレワークで使えるオフィスと居住スペースが一体化して「しれとこらぼ」という建物になっていて、1Fがテレワークが可能なワークスペース、2Fが居住スペースという形になっています。2Fに滞在すれば通勤時時間はゼロ!

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生活スペースには必要な家具は全て揃っていて(というよりむしろ平均的なひとり暮らしの家とかより充実しているくらい)、普段の生活と全く変わりなく過ごすことができます。寝室が複数あるので、リビングキッチンや風呂トイレを共同で使い、寝る時は別々、という形で複数人でも余裕で宿泊できます。

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二日目の朝、起きてふっと窓の外を見ると、美しい山の朝焼け。こんな贅沢、東京での生活ではありえません。ちなみに知床には日本百名山に選ばれている斜里岳、さらに羅臼岳などもあって登山も楽しめるようです。

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テレワークオフィスはwifiはもちろん、テレビ会議が簡単にできるツールも入っているので、東京のチームとの会議もストレスなく普通にできます。

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というわけで、基本的なことのご紹介の後には、斜里町での実際の生活をお伝えする中編です。

滞在した斜里町での様子をまとめた中編はこちら

足を伸ばして周辺エリアにもトライした後編はこちら

地域でのテレワークのメリットや学んだことを書いたまとめ編はこちら

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